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11/14(日)プレミア上映会 オフィシャルレポート!
11/14(日)に映画「明け方の若者たち」の舞台挨拶付きプレミア上映会がTOHOシネマズ日比谷にて開催され、主演の北村匠海さん、共演の井上祐貴さん、原作者のカツセマサヒコさん、松本花奈監督が舞台挨拶に出席しました!
明大前の飲み会で<彼女>(黒島結菜)に一目ぼれする<僕>役の北村は「カツセさんに僕の人生を覗かれていたのではないか?と錯覚したくらい、僕自身の思い出が詰まっている原作でした。21歳くらいの当時に聞いていた音楽や行っていた場所などを思い出して、社会に出て絶望しながらも毎日をキラキラと楽しく生きてやろうと模索していた時代を思い出しました」と思い入れたっぷり。
演じる上では「芝居をしないところから始めました。描かれている感情が生々しいので、ドキュメンタリーに近いリアリティというか、体感したものを言葉にしようと思いました」と等身大を意識したという。
新入社員の<僕>の同期で、後に親友となる<尚人>役の井上は「カッコよくいようとするところを意識」と演じる上での意識を語ると、すかさず北村からは「一ヶ月くらいバッティングセンターで練習したんだよね?」との情報が。
それに井上は「僕は全然打てないので、バッティングセンターでのシーンがあると知ったときは寒気がした。尚人は何をやってもある程度できてしまう人なので、打たなければ!と練習しました」と熱のこもった役作りを回想した。
松本監督はそんな二人に「北村さんは自然体で演じてくれて、撮影しながら芝居なのか本当なのかわからなくなる瞬間がありました。井上さんは歌の練習も含めて、細かいところまで努力を沢山される方でした」と感謝。一方、デビュー小説の映画化にカツセは「驚きと喜びがあるけれど、実感が湧いていないまま今に至ります。これがドッキリだったらどうしよう」と原作映画お披露目に戸惑っていた。
撮影場所は、若き日の北村にとってゆかりのある場所だったようで「下北、高円寺、明大前、バッティングセンター。すべてに思い入れがあった。悶々としていた学生時代に唯一自分を許してくれる場所。
高校時代はみんな渋谷に行くのに、自分はあえて下北に行くというはたから見たら変なひねくれ方をしていました」と若気の至りに思い出し笑い。しかも「当時はサブカルがすべてだ、サブカルで生きてやるぜ!と思っていたので、前髪パッツンのテクノカット。学校に対するアンチテーゼのつもりだったけれど、校則規定にはぴったりとハマっていたので、先生からは『北村を見習え!』と言われていました」と意外なオチで笑わせた。
撮影場所は、若き日の北村にとってゆかりのある場所だったようで「下北、高円寺、明大前、バッティングセンター。すべてに思い入れがあった。悶々としていた学生時代に唯一自分を許してくれる場所。
高校時代はみんな渋谷に行くのに、自分はあえて下北に行くというはたから見たら変なひねくれ方をしていました」と若気の至りに思い出し笑い。しかも「当時はサブカルがすべてだ、サブカルで生きてやるぜ!と思っていたので、前髪パッツンのテクノカット。
学校に対するアンチテーゼのつもりだったけれど、校則規定にはぴったりとハマっていたので、先生からは『北村を見習え!』と言われていました」と意外なオチで笑わせた。
また映画の内容にちなんで“沼だった時期”を発表。松本監督は「高校時代はストレス発散で一人カラオケ沼だった」、カツセは「中学時代は男子校。今でいう出会い系サイトで必死に出会いを求めていた」と答えた。井上は「ゲームアプリで課金沼。ほしいアイテムがあるとついつい」と苦笑い。これに北村も共感し「僕も重課金勢なのでわかります。
ファッションではいいものを長く使うという思考になって買い物をしなくなる。それで浮いたお金はどこに行くのかというと、ゲームアプリでの課金になる。お金の使い方は人それぞれです」と現在も課金沼にどっぷりの様子。
さらに北村は「漫画や小説のアプリも8個くらい入っていて、しばらく待てば無料で読めるのに『120円』と書かれているボタンを押す。
次の話を無料まで待てない」とトークも止まらず「大人になったと感じる時は、ゲームを初めて買ったとき。それまではお母さんやサンタさんにお願いするものだった。それが自分のお金でカセットを買って、商品が入った袋をもらったときに…大人になったなあと思った」と実感を込めていた。
また自身の“マジックアワー”については「20歳、21歳くらいの頃は仲間たちと下北で傷を舐め合い、わかりやすい泣ける曲で涙を流す時もありました。歌って飲んで、朝になって食べる牛丼が本当に美味しかった。ねぎ玉牛丼におしんこをかけて食べる。あのときが青春でしたね」と駆け出し時代のエピソードを懐かしそうに披露していた。
最後に主演の北村は「若者たちが集まって作れたのが嬉しい。今を生きる人たちにとっては何かの助けになる作品だと思うし、世の中を変えられるのは若者です。自分自身前向きなエネルギーを持ちながら生きているので、この映画を観てみんなで仲間になろうじゃないかと、そうして明日を迎えようじゃないかと、そんな思いを込めて作りました。自分と重ね合わせられる人もいるのではないかと思うので、ぜひ楽しんで」と同世代に向けてアピールしていた。